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2015/07/17
レポート
情報大学に3Dプリンターがあるって知ってた?バーチャルとリアルを繋ぐ、3Dプリンターの実態に迫る

こんにちは!JODA!編集部の滝山です。
みなさんは、大学に3Dプリンターがあることをご存知でしたか?
知らない方、知ってるけどどこに置いてあるのか知らないという方が多いかと思います。

「大学でどんな事に使われているの?」「学生でも使えるの?」など謎の多い3Dプリンター。
そんな3Dプリンターの実態に迫るべく、
講義3DCGを受け持つ情報メディア学部の教授、向田先生にお話をうかがってきました!

これが3Dプリンターだ!

写真1

想像していたよりもコンパクトなサイズです。むき出しの感じが近未来っぽくて何だか格好いい!

メディア・クリエイティブ・センター内の小部屋に置いてありますが、
普段は施錠されています。教員の許可が無ければ立ち入る事が出来ません。

ーQ1.いつから情報大にあるんだろう?

情報大学に3Dプリンターが来たのはおよそ3年前とのこと。
ちょうど世間で個人向けの3Dプリンタが話題になり始めた頃です。

話題になったからといって、3Dプリント技術が最近出来たものかといえばそうではなく、医療や宇宙などの専門分野では以前から使われていました。
ただし、それらに使われる3Dプリンターは数億円を超える高価なもので、一般の人が購入出来るようなものではありませんでした。

ーQ2.気になる情報大の3Dプリンターのお値段は?

40万円!

イマイチ安いのか高いのかわかりにくいところですが、購入当時は数百万円するものが殆どだったので、40万円はお手頃な価格だったとのこと。当時「3Dプリンターが個人でも買える値段になった!」と話題に。

ーQ3.学生も使えるの?

使えますが、教員の許可が必要です。
もし使ってみたいという学生がいたら、向田先生に相談してみましょう。取り扱いが難しいので、教員立会いでの使用になります。

3Dプリンターの仕組みを徹底解明!

写真1
情報大学にある3Dプリンター積層型という種類で、熱で溶かした樹脂を何層にも重ねて立体を作るタイプ。
他には光造形型という、レーザー光を使うものなどもあるそうです。

写真3

3Dプリントの材料になる樹脂

こちらが材料になる樹脂。コードのようにぐるぐると巻かれています。
色はこれの他に赤・青・黒などがあるとのこと。

2つのノズル口から、普通の樹脂と、サポート材用の樹脂が交互に排出されます。

写真1のコピー

サポート材ってなに?

積層型の3Dプリンタは溶かした樹脂を積み上げて作るため、
ポットの口や取っ手部分のような、宙に浮いた部分を印刷することが出来ません。
サポート材と呼ばれる別の種類の樹脂を間に挟みながら印刷することで、宙に浮いた部分も再現することが出来ます。

写真4

およそ20時間で完成!

このポット、手のひらに乗るサイズの小さいものなのですが、
プリントには20時間近くかかったとのこと!

サポート材を多く使うものはノズルの切り替えに時間がかかり、多くの時間がかかるようです。
SFの世界みたいでちょっぴりワクワクしますね!

写真2

3Dプリンタを導入したきっかけを教えてください。

向田先生:もともとは、3DCGの授業で学生が作ったデータをプリント出来たら楽しいなと思って大学に導入したけれど、コストや時間の関係でなかなか実現出来ていない。
3DCGのバーチャルな世界も楽しいけれど、リアルが訴えられるものは大きい。
バーチャルなものだけではなく、リアルなものを作っていきたい。

今後3Dプリンタをどのように活用していきたいと思っていますか?

向田先生:江別市といえばレンガの建物が有名だけれど、近年、老朽化が進み耐震強度の問題から歴史ある建物が取り壊されることも多くある。
最近だと、江別第三小学校の円形校舎だとか。
そういった江別の建物を、3Dプリンターを使って記録と記憶に遺すプロジェクトを考えている。

写真2

急な取材だったにもかかわらず、快く応じてくださった向田先生、
ありがとうございました!

最後に

今回は、北海道情報大学の3Dプリンターに関する取材でした!
次回は実際に、3Dプリンタを使い作品を制作する学生にインタビューを行いたいと思っています。
お楽しみに!

今回の取材はJODA!編集部の滝山・木幡・三宅が行いました。

滝山 智美

情報メディア学部情報メディア学科

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